7月初めにApple製品の価格改定がありました。
どの製品もおおよそ2割ほど価格が上がっていて、円安の影響をひしひしと感じました。
私はタイミングが悪いことに、価格改定後にiPad Airを購入したのでちょっと悔しい気持ちです。


私もそうですが、現行のPro11インチとAirはどちらもM1チップを搭載し、フラットデザインを採用するなど共通点が多く、しかもストレージ容量によっては価格も近い事から、どちらを買うか迷っている人もいると思います。
今回はiPad Pro11インチ(第1モデル)を使っていた私が、iPad Air(第5世代)に乗り換えた経験をふまえて記事にしてみました。
こまかな違いを比較するのは他の方のブログにお任せするとして、ライト・ミドルユーザー目線で「そのスペック、本当に必要か?」というで書いていきます。
目次
【前提】iPadメインで使う人は素直にProにした方が幸せ
PC代わりにiPadを利用する人やカメラマン、映像クリエイターなどで仕事で使用する人は、基本スペックの高いiPad Pro11インチを選んだ方が良いです。
リフレッシュレートやUSB-Cの通信速度、モバイル通信など、iPadの利用頻度が高ければ高いほど恩恵が大きいからです。
以下で説明するポイントは、ライトユーザーからミドルユーザーを想定しています。
考えるべきポイントはたった3つ!
ProとAirの違いは細かく見るとたくさんあるのですが、主に考えるべきポイントは下記の3点だと思います。この3つに共通するのは、ライトユーザーでも用途によっては大きな影響があるのと、Airならではの価値がある部分です。
ポイント1:ProMotionテクノロジー
これは画面のリフレッシュレートのことです。細かな説明は省きますが、Proの方がAirの倍の頻度で画面が描画されるので、画面をスクロールしたりイラストを描いたりするような画面変化の激しいシーンでも残像が残りにくく、とても見えやすくなります。
私は趣味でも仕事でも多少イラストを描いたり、メモをしたりするので、ProMotionテクノロジーのことで一番悩みました。
が、結論から言うと、元々ProMotionテクノロジーが搭載された第1世代のPro11インチを使っていた私が、非搭載のAirに買い換えても、1週間もすれば慣れることができました。
電子書籍のページ送りや、イラストの筆運びが早い時などは若干違和感がありましたが、すぐ気にならなくなりますので安心してください。
というか大して新しい機能でもないのに、Proに限定して搭載しているのが納得いかないですね。
ポイント2:ストレージ容量
最小・最大ストレージがProとAirで異なるので注意した方がいいです。
iPadにデータを入れないタイプの人は64GBでもなんとかなります。
少しでも安くしたいとか、用途を絞って使える人であれば、Airの64GBでも十分です。
マンガや動画、写真など大量にデータを保管したい人は、Proの512GB以上を選んでもよいとおもいます(とはいえヘビーユーザーでなければ256GBで十分すぎると思いますが)。
ポイント3:本体カラー
外で持ち運ぶことも多いiPadは、本体カラーで選びたい人もいると思います。
AirであればiPhoneとお揃いのカラーもあるので、カラーにこだわりのある人はAirを選ぶと幸せになれるかもしれません。
ちなみに私はiPhone、iPad、MacBook を全部スターライトで揃えたかったので、Airを選びました!色は他の項目とはやや異なりますが、iPad自体への愛着を高めて使うときの気分を上げてくれると言う意味で、結構重要な要素だと思っています。
気になるけど実は考えなくていいスペック5つ!
その1:Wi-Fiモデルかセルラーモデルか
iPadを持っている人は、ほぼみんなiPhoneも持っているのではないでしょうか?
その場合、同じAppleIDでサインインしているデバイスであれば、iPhoneのテザリングにすぐ繋げることができます。わざわざiPad用のSIMを契約せずとも、テザリングで十分賄えるので、ライト・ミドルユーザーにとって、セルラーモデルを選ぶメリットは少ないと思います。(もちろん、外で使う頻度が多いユーザーならセルラーでもいいかと思います。)
その2:カメラ性能
私の場合、iPadのカメラはほとんど使ったことがありません。本気の撮影ではミラーレスで、手軽な撮影ならiPhoneで済ませますし、ウェブ会議はPCです。
iPadのカメラをガッツリ使うタイプの人はごく限られたユーザーだと思うので、明確な使用イメージがない場合はここは比較する必要はないです。
その3:USB-Cの接続速度
ProのUSB-C端子は、Airのものと仕様が違いデータの送受信速度が速かったりなどのメリットはありますが、正直そんなにしょっちゅう端子を接続してデータをやり取りすることがないので、ヘビーユーザー以外は考えなくていい部分です。
その4:スピーカー性能
スピーカー数はProは4つ、Airは2つなので音の迫力に違いがありますし、Proはドルビーアトモスという空間オーディオに対応しているため臨場感のある音が楽しめます。
ただ、自宅では別のスピーカーとスマートテレビで映画を観ますし、外で見る際はイヤホンを使うので、正直iPadのスピーカーが生かされた経験はほとんどありません。
その5:Face IDかTouch IDか
認証機能も異なりますが、正直どちらでも問題ないです。ライトユーザーであれば自宅での操作が多いと思うのでマスクをつけていないシーンが多いと想定されるので、Face IDでも問題ないですし、タブレットは基本指先で操作するので、Touch IDが使いにくいということはないでしょう。
まとめ
ProとAirには価格差なりに違いがありますが、“Pro”というだけあってやはりヘビーユーザーが一番恩恵を受けられる部分だなーと思います。ライト〜ミドルユーザーであれば、Airでも十分幸せになれるので、自分の使用頻度や用途に合わせて選んでみてください。