今回はチューダーの人気モデル、ブラックベイフィフティエイトについて、記事にしたいと思います。昨年購入して10ヶ月ほど使用してみた上でのレビューになります。
購入時の記事はこちらです。
メディアの記事は多いのですが、一般人が実際に使ってみてどう感じたのかと言う意味で少しでも参考になればと思います。
まず結論からいうと、
買ってよかったと思います。
この記事で色々と買いてはいますが、端的に言うと・・・
”コンパクトでヴィンテージ感ある見た目に高い基本性能を凝縮したリーズナブルな時計”といったところでしょうか。
おすすめポイント
ブラックベイフィフティエイトの良いと思えるポイントをまとめました。
リーズナブルな価格
チューダー Black Bay Fifty-Eight ウォッチ - m79030n-0001
フィフティエイトにはスチール、ファブリック、レザーのストラップ違いで3種類ありますが、一番高いスチールモデルで399,300円(税込)です。
腕時計1本で40万円近い価格は普通の会社員にとっては十分高価な部類ですが、高級時計と言われるブランドで性能も高い腕時計としてはリーズナブルな価格です。
高い基本性能
200m防水、70時間のパワーリザーブ、COSC認定の精度を備えており、腕時計に必要な性能がどれも高くバランスが取れています。
防水性が高ければ手洗いの際に気にしなくて済みますし、70時間のパワーリザーブなら丸2日以上外していてもゼンマイ切れになりません。
精度も高く度々時刻合わせをする必要もないので、普段使いの時計としてなかなか良いスペックと言えます。実際1週間連続で着用していた場合でも、15秒ほど進んでいた程度でずれが気になることはありませんでした。
小ぶりなサイズ
これは多くのメディアでも言われていますが、フィフティエイトの魅力はやはりこのサイズ感だなと思いました。私自身は骨太で腕も比較的しっかりしているのですが、それでもやはりデカ厚時計は目立つので、このフィフィティエイトの39mmというサイズはありがたいです。
厚みも通常のブラックベイよりも抑えられており、着用時の違和感もありません。
ヴィンテージ感あるデザイン
ピンクゴールドメッキのマーカーや数字、ドーム型の風防などの意匠でヴィンテージウォッチのような雰囲気を醸し出しています。
本物のヴィンテージウォッチの場合、コンディションがいまいちだったりすることもありますが、現行モデルのフィフティエイトであれば、そういった心配なしにヴィンテージ感を楽しむことができます。
控えめなブランド
チューダーというブランドは日本ではまだまだ一般的ではありません。
しかし個人的にはこの”一般的ではない”ところがちょうどいいなと思いました。
というのも仕事柄、”パッと見で高級時計とわかるもの”を身につけることには、抵抗感がありました。その点チューダーはそのような心配は不要で完全に自己満足で身につけられます。(一部の時計好きの方にはバレると思いますが・・・)。
実物イメージ
着用した様子
着用してみたイメージです。大きすぎて目立ちすぎることなく、ほどよく馴染んでいます。
柔らかめのゴールドの色合いで肌馴染みがよくぎらつきもなく、程よいヴィンテージ感が出ています。
ブラック×ゴールドの色味


(左)公式サイトの写真/(右)手元の実機写真
フィフィティエイトは最近モデルが一気に増え、ブロンズ、イエローゴールド、シルバー、ネイビー、ブラックの5種類があります。
その中で私はブラック×ゴールドのモデルを使用していますが、チューダーの公式サイトに掲載されている写真はゴールドのマーカーや数字が鮮やかすぎて、ゴールドというよりもイエローに見えます。掲載している写真は公式サイトの写真と自宅で撮影したものを比較したものです。環境光が違うので厳密な比較は難しいですが、実際目に見えている色に近いのは右の実機写真です。公式サイトの写真に比べると少しピンクっぽい優しいゴールドで、個人的にはこちらの色味の方が上品で圧倒的にかっこいいと思います。
ストラップを変えてみた雰囲気
純正でもファブリックベルトが用意されているように、NATOベルトとも非常に相性が良いです。




手持ちの純正ファブリックベルト、ブラック、グレー、カーキの4種に付け替えてみました。
どうでしょう。どれもいい感じにマッチしているように思います。
純正ベルトはブラックにゴールドのラインが華やかですね。
ブラックはシンプルで精悍な雰囲気が増しています。
グレーは遠目から見るとオメガのシーマスター300m 007エディションのチタンベルトモデルのような雰囲気です。
カーキはカジュアル感が増してアウトドアシーンなどで合わせやすそうです。
サイズ調整
スチール製ストラップはコマでの調整に加えて中留部分でも微調整できます。
3つ穴になっており、1穴あたり約3mm、最大で6mmほど調整が可能です。
オーバーホールについて
フィフティエイトはオーバーホール時にキャリバーを分解・清掃するのではなく、丸ごと新品に載せ替えるのだそうです。外装はポリッシュするかしないか選べるので、あえて傷を残して自分なりに育てていくことはできますが、中身は完全に載せ替えとのことで、人によってはこの点はがっかりする場合もあるかもしれません。
参考:購入時に迷った腕時計たち
フィフティエイトを購入する際にモデルをご紹介します。
オメガ:シーマスター ダイバー300m 007エディション
Seamaster Diver 300M 007 エディション - 210.90.42.20.01.001 | OMEGA®
映画007使用のシーマスターです。チタン製で軽く、ヴィンテージ感漂うあたたかみのある配色が特徴です。元々007が好きなことに加え、ヴィンテージ感あるデザインにも惹かれました。
IWC:スピットファイア
IW326801-パイロット・ウォッチ・オートマティック ・スピットファイア
視認性がよくシンプルなデザインで、小型、基本性能の高い時計です。ツールウォッチとしての質実剛健とした佇まいに惹かれました。
ベル&ロス:BR05
こちらは現代的なラグスポデザインです。これも視認性が高くシンプルなデザインでとてもかっこいい腕時計です。そもそも、街中でこの時計のポスターを見たことが高級時計を買い足そうとしたきっかけでした。
まとめ
冒頭にも書きましたがチューダーブラックベイフィフティエイトは、”コンパクトでヴィンテージ感ある見た目に高い基本性能を凝縮したリーズナブルな時計”で、十分おすすめできる時計です。ネットでは「フォーマルでも使えて万能!」という意見もありますが、実際に使ってきた感想としては、カジュアルウォッチとして使う方があっているなと思います(元々ダイバーズウォッチですしね)。