今回は都内の紫陽花の名所である白山神社での紫陽花撮りを記事にしてみました。
前回のX100Vバージョンに続いて紫陽花の撮影記事は2つ目です。
開花のピークは過ぎていて、花はややくたびれている様子もありましたが、富士フイルムのカメラのおかげで楽しく撮ることができました。
この記事では特に富士フイルムで神レンズと言われるXF90mmF2での写真を中心にお届けします。
目次
撮影機材
久しぶりに複数機材を持って撮影に向かいました。
紫陽花をガッツリ撮るので、手ぶれ補正アリのボディと、ボケと解像力のあるレンズ。
望遠も広角もカバーできる組み合わせで選びました。
X-H1
富士フイルムの元フラッグシップ機。
Xシリーズで初めて手ぶれ補正を搭載した機種で、大型のXFレンズを合わせてもバランスのよい迫力のボディです。
グリップが深くて握りやすく、大型で高精細なファインダーを備えており今でもバリバリ使えます。バッテリー持ちが悪いのだけが欠点。
XF90mmf2
フルサイズ換算135mmの望遠レンズ。
豊かなボケ味とピント面のシャープさでポートレートや花の撮影などに向いています。
防塵防滴で雨の多い季節も安心して使えます。
望遠レンズなので手ぶれが気になる方は、X-H1をはじめとした手ぶれ補正搭載機で使うのをおすすめします。
XF35mmF1.4
Xシリーズ初期からある標準単焦点です。
フルサイズ換算約50mmで、写りの良いレンズで神レンズと呼ばれています。
今回はあまり出番はありませんが、お守りとして携帯しました。
X100V
換算35mmF2の明るい単焦点レンズを備えています。
小型軽量で扱いやすく、それでいて富士フイルムのミレーラス機と変わらない写りをします。
今回は広角担当として参戦しています。
XF35mmでの写真
白山神社について初めに数枚だけXF35mmF1.4で撮影しました。
ベルビアで露出はややオーバー気味。色乗りの良いレンズなので、花の紫も葉の緑もベルビアであることも手伝ってかなり鮮やか目に出ています。
XF90mmでの写真
本命のXF90mmF2での写真です。
紫陽花の繊細な色がしっかりと描写されていて、ピント面はしっかりと解像してます。
ボケのグラデーションもよく、フルサイズには劣りますが十分なボケ量があります。
このレンズで撮れば「俺って写真うまいんじゃね?」と思えるので、ストレスの溜まった時はこのレンズで花を撮ることをおすすめします。
この写真は手前と奥に大きくボケを入れたくて撮りました。
1つ前の写真に比べると、後ボケの青い紫陽花のシルエットが少し硬い感じになったかなぁと感じてます。でもこれだけボケてくれたら撮影するのも楽しいですよね。
フェンス越しの1枚。手前の緑のフェンスがここまでボケます。
ここまでボケればちょっとしたフィルターみたいにみえなくもない・・・かも。
フェンスの隙間からこっそり覗く雰囲気や奥行きが感じられて、個人的には好きな1枚です。
手前の赤い紫陽花の奥に咲いていた白い額紫陽花を撮りました。
赤い紫陽花に囲まれることで、赤と白のコントラストを強調するイメージです。
紫陽花は同じ場所でも結構色が違うものが混ざっているので、こういう写真も撮りやすいですね。
こちらは他の紫陽花の影に隠れてひっそりと咲いていたやつです。
露出オーバーのきらきらふわふわ写真も素敵ですが、こういうアンダー気味のじとっとした写真も梅雨らしいのでよいかなと。
X100Vでの写真
今回の撮影に広角担当として参戦したX100V。
白山神社の境内裏にある紫陽花園の群生しているエリアを撮りました。
普段スナップで使っているせいか、手前にフェンスが入りつつグレインエフェクトも効いていて、綺麗に撮るというよりも”雰囲気を撮る”という感じになりました。
これも確証はないですが多分紫陽花・・・。
X100Vはぐっと寄れるので、広角でも割とボケてくれます。
手前にフェンスシリーズ。
周囲の暗めの紫陽花たちと手前のフェンスを組み合わせて、真ん中の紫陽花を引き立ててみました。
小さいやつがフェンスからひょこっと出ていたので、指先で突きながらとりました。
取り回しの良いカメラだと手元も撮りやすいですね。
まとめ
白山神社は初めて訪れましたが、こじんまりとしていていい良いですね。
いろんな生え方や色、種類の紫陽花があって、狭い敷地内でもバリエーションに富んだ撮影ができます。
今回は久々にXF90mmF2を使うということもあり、ついつい寄りの写真が多くなってしまいましたが、次回はもう少し広角での写真も撮りたいですね。
スマホでサクッととるのも手軽でいいですが、カメラを使ってファインダーを覗きながら、構図や色、ボケなどいろんなことを試行錯誤しながら、手間暇かけて撮るのもいいものですよ。
いやぁ、でもほんとXF90mmはいいレンズです。フジのなかでは高価な部類ですが、フルサイズの135mmに比べれば懐にはやさしいので、機会があればぜひゲットして撮影してみてください。