革靴大好きな管理人のしろです。
みなさんが革靴を履くときにシューホーン(靴べら)を使っていますか?
シューホーンの役割は、革靴を履く際に踵の芯地を痛めないようにすることです。
靴好きな方でしたらきっと皆さん使われていると思いますが、
意外と携帯用のシューホーンは持っていないのではないでしょうか?
今回はグレンロイヤルの携帯用シューホーンをご紹介します。
目次
シューホーンとは
シューホーンとは靴べらのことです。
シューホーンを使うことで靴を履く際に足入れがスムーズになり、踵部分を痛めずに履くことができます。
クリームを塗って磨くのと同じくらい、革靴を大切に履くために重要な動作になります。
私は自宅ではいつもシューホーンを使っていますが、出先で予期せず靴を脱いだりすることもあるので、いつもカバンには携帯用のシューホーンを入れています。
グレンロイヤルのシューホーン
今回購入したのはグレンロイヤルの携帯用シューホーンです。
12,100(税込)/スコットランド製
グレンロイヤルでは以前ジップミニウォレットも購入しています。
グレンロイヤルとは
ジップミニウォレットの記事でも説明しましたが
スコットランドのレザーグッズブランドです。
英国産の上質なブライドルレザーを使用し、
熟練の職人達が手作業で1つ1つ丁寧に作っています。
カラフルなカラー展開と、金具のゴールド使いで
男女関わらず使いやすいアイテムが揃っています。
素材は水牛の角
アフリカスイギュウ / African Buffalo|menu02_動物紹介|安佐動物公園 asazoo
靴べらのことを英語ではシューホーン(Shoe Horn)と呼びます。
Shoe=靴、Horn=角からもわかると思いますが、シューホーンは元々動物の角から作られており、金属製のものが使われ出したのは1800年代ごろと言われています。
グレンロイヤルのシューホーンには”水牛の角”が使われています。
水牛の角はシューホーンではよく使われる素材で、最高級シューホーンメーカーと呼ばれる「ABBY HORN(アビィホーン)」でも水牛の角が使われています。
水牛の角?素材のために動物を乱獲してるんじゃないの?
と心配になる方もいるかもしれませんが、
使用されている水牛の角は、死んだ牛から取られたものですのでご安心ください。
天然素材には憧れますが、金属と比べて耐久性が気になりますよね。調べてみたところ水牛の角は自然由来の素材としては耐久性が高いようなので、あんしんしてつかえます。
また、携帯用の長さの短いタイプであれば
折れるほどの力が入る可能性は低いので、さほど心配する必要はないかと思います。
もし壊れてしまった場合も販売店のブリティッシュメイド経由で修理してもらえるようなので安心ですね。
(※ヘラ部分は交換対応となるようです。)
カバーはブライドルレザー
シューホーンのカバーになっているのは、
グレンロイヤル自慢のブライドルレザーです。


さすがグレンロイヤル。シューホーンのような小物でもステッチが綺麗で、使われている金具もしっかりとしていて非常に高級感があります。
使い方
1.レザーカバーのボタンを外して、ヘラ部分を取り出す
ヘラ部分は回転させるようにスライドして取り出すことができるようになっています。
2.レザーカバーの部分をにぎりつつ、人差し指でヘラの裏側を支える
ヘラ自体の耐久性は問題ないですが、
レザーや金具などの接続部分が痛んでしまう可能性があるので
裏側に人差し指を添えて支えるように握ってください。
3.踵部分にでできるだけ垂直になるようにあてがう。
シューホーンを斜めに差し込んでいる方はいないでしょうか?
靴に負担をかけない使い方としては、踵に対してなるべく垂直にあてがってください。
そのまま踵をそっと下ろしていき、シューホーンの支えを利用してスッと足を入れてください。
まとめ
日本では昔は靴べらを必要とするような靴を履く習慣がなく
靴べらが本格的に普及したのは洋服(と革靴)が着られるようになってからです。
そのため海外に比べて靴を脱ぐ機会が頻繁にあるにも関わらず
日本では靴べらを使う習慣がない人も意外と多いと思います。
能だけでいえば、金属製のヘラ部分だけで構成されたシューホーンでも十分ですが
上質なレザーと、水牛の角というこだわりの素材で作られている点は
それだけでも持っていたくなる魅力がありますよね。
シューホーンは常に持ち歩いてなんぼです。
それ自体が魅力的なものであればきちんと持ち歩くようになりますし
使いたくてうずうずして、使うのが面倒・・・みたいなことにもなりません。
せっかくの大切な革靴、履く動作1つにも手間暇込めて
大切に履いていきたいですね。