昨年富士フイルムのX100Vを購入してからというもの
X100V だけを持って旅をしてみたいな〜と思っている管理人のしろです。
今はコロナ禍で旅行したいなんて言っている場合ではないのですが
今日でGWも終わりますし、せめて自分の想いだけでも吐き出したいな〜と思って記事にしました。
今回は管理人が「X100Vだけ持って旅に出る」ことに
なぜ憧れているのかを紹介したいと思います。
目次
Xフォトグラファー、ザック・アリアスの言葉
Xフォトグラファーとは、富士フイルムのカメラであるXシリーズを活用している世界中の写真家たちのことを指します。
ザック・アリアスもその一人で、X100Vのプロモーション動画に登場しています。
動画ではハバナを訪れたザックアリアスが、X100Vだけを持ってストリートフォトを撮影していました。
その動画の中盤(07:08辺り)で彼がX100V一台で撮り歩く理由を語ります。
「単焦点で1週間の旅程に挑むとなると
乗り切るために思考を巡らす必要があります
広角レンズは無い
望遠レンズも無い
でも撮りたい被写体がそこにある
撮られるべき写真がそこにある
そこで自分を奮い立たせて、一歩を踏み出す、一歩後退する
普段よりも足を動かして
適切な構図を得るために能動的になります
そして、結局のところ考えてみると
「あれを持ってきておけばよかった」と
「すべて置いてきたからこのシーンに出会えた」とでは
後者の回数の方が明確に多いです」
この言葉を聞いて、素直に「かっこいい・・・」と感じました。
30歳を過ぎてくると、なかなかこんな風に誰かをかっこいいと思うことはなくなります。
にもかかわらず、この動画をみたときはただただ純粋にかっこいいと思い、憧れを抱きました。
単焦点だけで向き合いたい
カメラを始めたころに僕にカメラのイロハを教えてくれた人も
「写真が上手になりたければ単焦点を使った方がいい」と教えてくれて
それ以降よく単焦点を持ち出して撮影していました。
でもいざ「旅行」となると、単焦点1本に絞る勇気はありませんでした。
家の近所を散歩するときや、公園にいくときは単焦点だけのこともありますが
たとえ電車で1、2時間の小旅行であっても、「お守り」としてズームレンズを必ず携行していました。
「旅行=その瞬間しかチャンスがない」と思って、ついズームレンズを使ってしまって
「何が撮りたいのかわからないただの思い出写真」を量産していたように思います。
単焦点1つしかないという状況に自分を追い込むことで
頭と足を使って、その旅行先の風景や空気をしっかり感じながら、
どんな被写体をどう表現していくのか、
そんな風に自分とも向き合えるような旅がしたいです。
人生も単焦点の方が豊かになる
壮大な見出しになってしまいましたが、
単焦点だけで撮影するスタイルは
人生にも通じるものがあると感じています。
考えることから逃げて、楽な道ばかり選ぶのではなく、
自分が何をして、どんな自分になりたいのかを考えながら
能動的に生きていくほうが、きっと豊かな人生を送れると思います。
現実生活だと逃げ出してしまうことも多いので、
ひとまず写真からがんばらねば!
ということでコロナが落ち着いたら私はX100Vだけ持って旅に出ようと思います。