今回は30代男子におすすめの腕時計をご紹介します。
ハミルトンのカーキフィールドメカです。
目次
ハミルトンとは
アメリカ ペンシルベニア州ランカスターで創業した腕時計メーカーです。
オメガやロンジンなどと同じスウォッチグループに属しています。
当初は懐中時計を製造していましたが、徐々に腕時計にシフトしました。
特にアメリカ軍のオフィシャルウォッチサプライヤーとして、兵士のために高精度のミリタリーウォッチを供給していたことから、
ハミルトン=ミリタリーウォッチというイメージを持つ人も多いです。
他にもエルヴィス・プレスリーが着用したユニークな三角形デザインのベンチュラや、オーセンティックでエレガンスなジャズマスターシリーズなど幅広いモデルを手がけています。
また、ハリウッド映画でも登場人物の腕元で存在感を発揮し、映画の内容と相まって多くの人々を魅了しています。
現在では本社をスイスに移転し、SWISS MADEの称号を得てさらにファンを拡大しています。
カーキシリーズについて
“カーキ”はハミルトンを象徴するミリタリーウォッチシリーズ全体を表す名称です。
・カーキアビエーション(空)
・カーキネイビー(海)
・カーキフィールド(陸)
の3系統があり、カーキアビエーションはパイロットウォッチ、カーキネイビーではダイバーズウォッチなど、名前が表す通りそれぞれ陸海空軍に対応した時計をラインナップしています。
カーキフィールドメカ
今回ご紹介するカーキフィールドメカは、「カーキ」シリーズの「フィールド(陸軍モデル)」の「メカニカル(機械式)」のモデルという意味です。
日付表示の有無や文字盤、インデックスの違いで複数のモデルがありますが、今回取り上げるモデルはデイ表示有りタイプです。
デイ表示無しのものと比べると、インデックスのフォントがややシャープで小さくなり、ミリタリーらしさを残しつつ上品さも兼ね備えています。


出典:HAMILTON公式サイト
左がデイ表示無し、右がデイ表示有り。今回取り上げるのは右側の方です。
メカニカル(機械式)の魅力
機械式には腕の振りに合わせて自動でゼンマイが巻き上がる自動巻きと、リューズを巻いてゼンマイを巻き上げる手巻きがあり、この時計は手巻きです。
正直なところ利便性だけを考えれば、自動巻きやクオーツ、スマートウォッチの方がはるかに良いですが
時計を身につける際に、時間のズレを確認し、時刻を合わせて、リューズを巻く・・・。
面倒に見えるその一手間が時計と向き合う時間になり、その向き合う時間を重ねていくことでどんどんと愛着が湧いてくるような気がするのです。
まさに「手がかかる子ほど可愛い」ということです。
どんなスタイルにもハマるデザイン
ミリタリーウォッチは元々軍の兵士のために作られたもので、一般用の腕時計よりもインデックスの視認性が重要です。
カーキフィールドメカでは、「シンプルで読みやすいフォント」と「黒文字版×白インデックスによる高いコントラスト」によって、視認性を確保しています。
そして時計が光を反射して敵に位置を悟られることがないよう、ケースはサンドブラスト処理でマット仕上げが施されています。
サイズは38mmで、手巻きで(自動巻に必要な機構が無い分)非常に薄型に仕上がっており、デカ厚時計のように目立つようなこともありません。
そんなツールとしてのシンプルかつ洗練されたデザインゆえに、どんな服装にも合わせることができます。



引き締まった雰囲気のブラック、柔らかい印象のグレー、ミリタリー感を強調するカーキなど、NATOストラップを付け替えれば様々な表情を楽しむことができます。
コストパフォーマンスが良い
合わせるファッションを選ばない汎用性の高いデザイン、80時間のパワーリザーブ、サファイアクリスタルの風防・・・
手巻きではあるものの、これだけのスペックにも関わらず¥63,800と手が出しやすい価格です。
機械式時計の入門としてはもちろん、すでに何本か所有している方でも気兼ねなく身につけられる日常使いとしてオススメです。